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五木ひろし

  いつだったか、ミュージシャンのつんくに言われたことがあるという。
「いろいろな人と共演したけれど、五木さんと一緒にテレビに出た時におふくろが一番喜んでくれた−−−」
 歌い続けて四〇年。その言葉が何よりも、五木ひろしの不動の人気を物語っている。
「自分でいつも考えているのは挑戦と継承です。今も古賀正夫先生の生誕一〇〇周年を記念して古賀メロディーのコンサート・ツアーを行っていますが、先輩が切り開いた時代の歌を継承し、五木ひろしの新しい道を切り開く。その二つが永遠のテーマです」
 一九六五年に松山まさるでデビューして以来、世に送り出されたシングルは約一二〇枚、アルバムは約一五〇枚。その間ずっと年間三〇〇ステージ以上を踏み、毎回三〇曲は歌っている。
 座長公演となれば構成家、演出家、プロデューサー、そして役者の顔も持つ。事務所の経営者であり作曲家でもあることを考えると、エンタテイメント界に五木ひろしという一つのジャンルがあると言ってもいい。
「自分は五木ひろしになるまでにデビューから六年ほどかかりましたから、出遅れたという気持ちがあったんです。だから常に全速力、前を行く先輩達を追い抜き追い越せ。いつのまにかそれが自分なりの生き方になったのかなと思います」
 今年二月。コンサート・ツアーの初日に芸術選奨受賞の報が届いた。けれどこの活動の質と量を考えたら、それもまた、ささやかなご褒美の一つに過ぎない。


 

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